屋根の塗装を変えたいけれど、どのくらいお金がかかるか把握している方は少ないでしょう。屋根は、家の重要な部分であり劣化しやすい所でもあります。塗料の費用や屋根塗装にかかる費用について理解し、自分の予算と検討することで、屋根の状態を維持することができます。この記事では、屋根の塗装相場について詳しく解説していきましょう。
塗料の種類による費用比較
屋根に使われている塗料には、主にウレタン、シリコン、フッ素、無機の４種類があります。それぞれ、費用が異なるので塗装する際は比較してから考えることが大切です。また、建物によっては頻繁に塗り替えることができないものもあるので、耐久年数と費用が見合っているか考えることも重要です。
ウレタン
ウレタンは、密着性の高い点が特徴の塗料です。現在はシリコン塗料が主流となっていますが、以前の主流はウレタンでした。耐久年数が6～8年に対して、1缶あたりの費用が7,000円からとなっています。
シリコン
シリコンは、現在主流の塗料です。紫外線にも強く、耐久性に優れているためコストパフォーマンスが高いです。耐久年数が7～10年に対して、1缶あたりの費用は15,000円からのものが多いのです。
フッ素
フッ素は、耐久年数が長く10～15年ほどですが、1缶あたりの費用も高く30,000円からとなっています。しかし、屋根塗料の中でもグレードは高く、長期間屋根の耐久を維持させたい建物に使うことが多いのです。
無機
無機は、他のものよりも最も耐久性が高く15～20年もつとされています。しかし。費用は高めで1缶あたり35,000円からとなっています。職人の方の技術力にも完成度が異なるため、事前に無機塗料を使用したい場合は会社に相談することがおすすめです。
塗料以外で費用の掛かるもの
塗料については主に使用されやすい4種類について紹介しましたが、塗料以外でも屋根の塗装には費用が掛かります。人件費、足場代、材料費、その他・運搬費について説明します。費用によっては、抑えられるものもあるので、安く塗装工事をしたい方はどの部分が費用を抑えられるか確認しましょう。
人件費
人件費は、職人の方や塗装工事に関わる人に対してかかる費用です。職人さんのレベルや会社によって費用が最も異なる部分です。費用全体の40％ほどを占め、約半分ほどが人件費となります。人件費は最もばらつきのある費用なので、会社にごとに比較することがおすすめです。
足場代
足場とは家の周りに作られるものであり、塗装工事をする際に屋根まで安定して行き来できるようになります。足場の費用は全体の15％ほどで、職人の方たちの安全を守るためにも必要になる費用です。
材料費
材料費は、塗料やその他の材料にかかる費用です。塗料以外にも養生テープやシーリング材などがここの費用として入ります。材料費は25％ほどで、全体の4分の1ほどが材料費となります。
その他・運搬費
人件費、足場代、材料費以外にも運搬費などのその他費用が塗装工事にはかかります。家までの交通費や塗装工事の許可費用などが含まれます。できるだけ家から近い会社を選ぶなどすることで、費用を抑えることが可能です。その他費用は全体の20％ほどですが、場合によってはもう少し抑えることもできます。
塗装が必要な屋根の状態
塗装が必要な屋根の状態は、さまざまです。今回は、ひび割れ、チョーキング、色褪せ、カビの発生について説明します。
ひび割れしている
屋根がひび割れしてしまっている時は、塗装がはがれてしまっているだけか、それとも屋根自体が割れてしまっているのか確認する必要があります。屋根自体が環荒れてしまっている場合は、塗装以外に屋根の修繕工事の費用も掛かってしまうので注意してください。塗装がはがれてしまっている場合は、塗装工事代のみがかかります。
チョーキング
チョーキングとは、手で屋根を触ったときに屋根の塗装が手についてしまう状態のことを指します。屋根に触れる機会はあまりないと思いますが、塗装の耐久年数の限界が近くなってきたら触ってみることをおすすめします。チョーキングが発生しているときは、塗装する必要があります。
色褪せ
続いて、屋根が色あせているときも劣化状態として挙げられます。屋根は、常に日光や雨にさらされています。屋根を見る際には、あまり日光や雨が当たっていない場所と色を比較してみることもおすすめです。
カビの発生
屋根にもカビは発生することがあります。カビが発生してしまうとそこから劣化も進むため、早急に塗装工事をすることがおすすめです。屋根そのものの材質や環境によって発生しやすいこともありますが、いつも確認すると良いでしょう。
まとめ
塗装工事の費用は塗料だけでなく、人件費、足馬代、運搬費など様々です。抑えられる費用は抑えて、家の環境に合った屋根の塗装を選べるようにしましょう。「株式会社ナカヤマペイント」は、大手商業施設内店舗の施工も行っている会社です。塗装実績も高く、さまざまな現場に対応しています。そろそろ塗装したいけれど、どうすればいいかわからないとお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
