DIYでベランダの防水工事をする際に押さえておきたい3つのポイント！

1-1.必要な道具

DIYでの防水工事では、道具の用意が重要です。作業前に以下の道具をそろえておきましょう。

• 掃除機
• ハケ
• 塗装用のローラー
• 塗装で使用するバケツ
• ビニールの手袋
• 養生テープ
• ホウキ
• ちりとり
• 下塗りの塗料

防水工事では、実施前に汚れを落とさなければなりません。ブラシでも落とすことは可能ですが、スムーズに作業を進めたい方は、高圧洗浄機を用意しておきましょう。

1-2.おおまかな手順

ベランダの防水工事の主な手順は、以下のとおりです。作業前におおまかな流れを理解しておきましょう。

• 高圧洗浄機やブラシなどを使ってベランダの汚れを落とす
• 掃除機でベランダに残ったゴミを除去する
• ひび割れのある部分を補修する
• 塗装する

塗装は2回～3回が理想です。施工中に雨が降ったときには、表面が乾くのを待ちましょう。また、塗装する際には、乾燥時間を守らなければなりません。塗料には目安となる乾燥時間が記載されていますが、季節や気温によっては、長めの乾燥が必要な場合もあります。

塗装する際には、塗りムラに注意しましょう。塗りムラができてしまうと塗料がはがれやすくなり、防水の効果が薄れる恐れがあるからです。

1-3.防水工事にかかる費用

DIYによる防水工事にかかる費用は、購入する店舗によって異なります。一般的に塗料のみを購入する場合には、3,000円～1万5,000円の費用がかかるでしょう。また、防水工事で使用する道具をすべてそろえる場合には、4,500円～2万円の費用がかかります。

防水工事で使用する道具はホームセンターでそろえられますが、最近では100円ショップやインターネットサイトなどでも購入が可能です。

2-1.費用を抑えられる

1つ目のメリットは、防水工事にかかる費用を抑えられることです。ベランダの防水工事を業者に依頼する際には工賃や人件費がかかりますが、DIYなら道具をそろえるのにかかる費用だけで済みます。できるだけ費用を抑えながら、ベランダの防水工事をしたい方にはDIYがオススメです。

2-2.他人を家に入れるという不安がない

2つ目のメリットは、プライバシーの保護です。施工業者に依頼すると、作業員を家に入れなければなりません。プライバシーを気にされる方は、不安を感じる恐れがあるでしょう。一般的に防水工事では塗料を乾燥させなければならず、最低でも1日はかかります。できるだけ他人を家に入れたくないという方には、DIYによる防水工事がオススメです。

3-1.仕上がりの問題

1つ目のデメリットは、仕上がりの問題です。DIYでは防水工事の経験がない素人が作業することになるため、施工業者に依頼したときに比べると、仕上がりは悪くなりやすいでしょう。

ベランダの防水工事では、国家資格が存在します。防止工事では専門的な技術や知識が必要となるケースもあり、失敗するリスクも高いでしょう。DIYによる工事に不安を感じる方は、施工業者への依頼をオススメします。

3-2.アフターケアが受けられない

2つ目のデメリットは、アフターケアの問題です。施工業者に依頼した場合、工事後のチェックを受けられます。塗料がはがれてしまった場合でも、無償で直してもらえるでしょう。

一方で、DIYによる工事ではアフターケアのサービスはありません。作業後に塗料のはがれが見つかった場合、自分で直さなければなりません。

3-3.DIYによる可能な工事は限られている

3つ目のデメリットは、DIYによる防水工事では限りがあることです。防水層を保護する工事については可能ですが、防水層の工事は専門性が高いので、工事は難しいでしょう。ベランダの防水層が劣化している場合には、専門業者への依頼をオススメします。