• トップページへ
  • ページ上部へ

屋根の塗装は自分でできる?業者に任せるべき屋根の塗装の手順を解説!

屋根の塗装は自分でできる?業者に任せるべき屋根の塗装の手順を解説!

DIY熱が高まっている昨今、外壁は大変でも屋根くらいなら自分で塗装できそうだと考える人もいるかもしれません。ところが実際は、屋根を塗装するには多くの手順があって簡単にできるものではありません。プロである塗装業者に任せたほうが、結局は費用も時間も労力も節約になり、安心です。

そこで今回は、屋根の塗装の手順を解説していきます。自分でやれそうかどうか判断してみてください。

1.屋根の塗装の手順

ペンキとローラーを持って屋根に上がれば塗装できそうな気がしてしまいますが、実際は次のように、多くの行程を経る必要があります。

1-1.道具を用意する

屋根の塗装に必要な道具は、塗料と刷毛やローラーだけではありません。

まず塗料だけでも、下塗り・中塗り・上塗り用のものを購入しなければなりません。平らな面を塗るローラーと細かい所を塗る刷毛、塗料を缶から出す器にするバケットも塗装には必需品です。

雨水が屋根内部に侵入するのを防ぐコーキング剤やシーリング用品、塗装前に屋根の汚れを落とすためのワイヤーブラシややすり、サンダー、へらも用意しましょう。塗料をつけたくない場所を養生するためのマスキングテープやポリシートも、仕上がりの美しさを左右するアイテムです。

さらに、屋根と屋根の間にすき間を作るタスペーサーという専門的な道具も必要です。塗料によってすき間がなくなってしまうと、雨水が逃げられなくなり、水漏れの原因となってしまう恐れがあります。

1-2.足場を設置する

屋根の下処理をする

はしごで屋根に上がってしまえば、足場は不要な気もします。ところが実際は、重い塗料を持って屋根に上がるのは、バランスを崩して大変危険です。屋根の塗装は、危険な作業です。万一足を滑らせた際にも、足場があれば、つかんで落下を防ぐことができます。

ただし、自分で足場を設置するのは不可能でしょう。足場屋に個人で依頼することになります。

1-3.屋根の下処理をする

塗料を塗るのに先立って、まずは塗装面の状態を整えることを、下処理といいます。高圧洗浄機で屋根の汚れを落としたり、シーリング材でクラック(ひび割れ)を補修したり、屋根の金属のサビ取りをしたりします。

下処理を怠ると、塗膜が剥離したりクラック(ひび割れ)が起こったりして、塗装が長持ちしません。
養生も、塗装の前に必要な下処理です。雑に養生している、または養生をしないままだと、仕上がりが美しくなりません。

1-4.下塗りをする

下塗り用の塗料で、まずは下塗りをします。下塗り用の塗料は、すでに塗られている塗料と、新たに塗る塗料を密着させる役割がある無色または乳白色の塗料です。屋根の色を変えたい場合にも、前の色を覆い隠す効果がある下塗り用塗料を使えば、きれいに仕上がります。

1-5.中塗り・上塗りをする

中塗りは、多くの場合上塗りする塗料と同じものを使います。つまり2度塗りするのですが、これには理由があります。中塗りをすることで仕上がりが美しくなり、塗料の性能を十分発揮させられるのです。

1-6.足場を解体する

塗装が終わり養生を外したら、足場の業者から足場を解体してもらいます。

2.屋根の塗装を塗装業者に任せたほうがいい理由

ここからは、屋根の塗装を塗装の業者に任せたほうがいい理由をお話していきます。

2-1.作業が危険

職人が屋根に上って作業しているのを見ると、簡単に感じてしまうかもしれません。ところが実際は、プロの職人でも転落事故を起こしてしまうことがある危険な作業です。日本の家屋の屋根は傾斜があることも、危険な要因です。

素人が自分で屋根の塗装をするなら、ヘルメットや安全ベルト、滑りにくい作業靴や安全靴、命綱などを用意しましょう。そして、急な雨で滑ってしまわないように事前に天気予報をチェックする、立会人をつけて見守ってもらうなどする必要があります。足場を組むのも安全のためです。屋根からの転落は、命にかかわります。その点で、プロの塗装業者に任せたほうが安心です。

2-2.作業時間がかかる

プロに作業を任せた場合、天候がよければ5日~8日程度で完成します。ところが自分でおこなおうとすると、必要な道具をそろえることからはじまって、足場を手配したり、下処理の後に3度にわたって塗装をしたりと、多くの行程をこなすのに非常に多くの時間を必要とします。

途中で嫌になってしまった場合、塗装業者に依頼すると最初からやり直しになります。そう考えると、業者にはじめから依頼したほうが、時間の無駄にならないといえます。

2-3.耐久性が劣ってしまう可能性がある

どんなに丁寧に作業しても、プロの塗装業者と比べたら、汚れやサビの落とし方や下塗り・中塗り・上塗りの技術などで劣ってしまうのはしょうがないことです。見た目の美しさもプロに比べたら、劣ってしまうのも想定内かもしれません。

ところが技術不足だと、塗料の性能を十分に発揮させられず、耐久性まで劣ってしまう可能性があるのです。塗料自体も、プロが手に入れられるプロ仕様のものと素人がホームセンターで購入するものとでは、品質が違います。

2-4.費用がかかる

自分で屋根の塗装をしようと考える人の中には、「費用を抑えたいから」という人も多いかもしれません。ところが、自分で塗装をおこなうには、必要な道具を一からそろえる必要があります。塗料も屋根全体分となると、かなりの量が必要です。足場を依頼するにも費用がかかることを考えると、節約するつもりがそれほど節約にならなかった、労力もかかって大変だったということになりかねません。

3.まとめ

まとめ

外壁の塗装に比べて、屋根の塗装なら多少失敗しても目立たないから、自分で挑戦してみたいという人もいるかもしれません。ところが屋根の塗装は非常に危険な作業であり、労力も費用も想像以上にかかります。

「はじめから塗装業者に依頼すればよかった」と途中で後悔することのないように、よく考えてから挑戦しましょう。

「株式会社ナカヤマペイント」は、会社代表自らが職人であり現場に立ち続けている「職人直営会社」です。
下請けに任せることは一切ないほか、大手塗料メーカーの高品質塗料を職人直営価格で使用できるなど無駄な費用を省くことで、リーズナブルな工事費用を実現させております。お見積もりは無料で作成いたしますので、自分でやろうと思われる方も、まずは我が社にご相談ください。