外壁塗装に雨は天敵な理由とは？雨天時の対応すべきポイントを紹介

1-1.塗料の耐久性を悪くする

塗料に雨が混ざってしまうと、耐久性が悪くなるため、雨天時の塗装工事は避けなければなりません。雨の日に作業を続けてしまえば塗料に雨水が含み、塗りムラができるだけでなく、ポツポツと塗料に水泡が混ざり込んでしまうでしょう。そうなってしまうと、満足できる仕上がりの外観にはなるのは、難しくなるのです。

見た目だけでなく、塗料の耐久性が悪くなることで、数年も経たないうちに塗料がはがれる、チョーキング現象が起こる原因につながってしまいます。

1-2.塗料が乾燥せず湿気を含んでしまう

塗料が雨に濡れるのはもちろん、湿気も実は塗料にとって悪影響をおよぼします。雨の日は湿度が高くなり、塗料に湿気を含ませてしまうため、塗装工事には適していないのです。ほとんどの塗装業者が、湿度が80％を超えたら、工事を中止しています。

外壁塗装は何層にも塗料を塗るため、一層ずつしっかりと乾燥させてから重ねていかなければなりません。美しくしっかりと塗料を塗るならば、湿度が高い日を避け、温度が低すぎない日に施工をおこなう必要があるのです。

1-3.工期が延びてしまう

雨の日は思うような作業ができないため、予定していた工期よりも延期してしまうことになります。工期が延びたとしても、追加費用がかかる業者はほとんどいないでしょう。外壁塗装の施工中に雨が降ってきた場合は、作業を中止しなければならず、状況によっては雨があたらない軒天などを塗装します。

塗料と湿気の相性にもよりますが、雨の日の作業には限りがあるため、工事を中止することになるでしょう。そうすればスケジュール通りにことを進められず、工期を延びてしまうことになるのです。

1-4.業者のケガのリスクが高くなる

雨の日は足元が滑りやすくなるため、足場のような高所での作業をする場合、ケガをするリスクが高くなります。それでなくても、足場の歩くスペースは狭く、金属なので濡れると滑りやすくなるため、普段からの注意が必要です。雨の日の作業では、リスクを抱えながら作業をすることになるので、本来の技術を発揮することも難しくなるでしょう。

もし足場で滑ってしまうと、最悪のケースでは高所からの転落もあるため、雨の日の作業は避けたほうがいいのです。

2-1.現場の作業状況を確認する

決められたスケジュール通りに、できれば工期を遅らせないように、雨の日でも作業を進める業者も中にはいます。すぐに乾く塗料を使っているからという理由だとしても、塗料や工事品質低下を招く可能性があるため、作業をしている場合は中止をお願いしましょう。雨の日では足場は滑りやすく、作業効率も危険のリスクも高くなるので、現場の作業状況を確認してから中断を依頼します。

2-2.雨があたらないように対応してもらう

外壁塗装を進めている場合は、雨があたらないように養生してもらいましょう。もちろん施工中の急な雨は予想できないケースもありますが、業者はこの道のプロなので、塗料が流れないよう対処してくれます。しかし、壁面を軒天だけで雨を防げないため、養生作業を依頼して素早く対応してもらいましょう。

2-3.業者と今後の対策などを話し合う

塗料が乾かないうちに雨が降ってしまうと、塗装面に異常や不具合が生じる可能性もあります。雨が上がったら、すぐに自分で異常がないかを確認しておきましょう。不安なことや気になることがあったら、すぐに業者に相談することが大切です。

雨の日が何日か続いてしまい、工事が中断する日が増えれば、どれくらい工期に影響があるのかなど、業者と今後の対策などを話し合いましょう。信頼できる業者ならば、できるだけ工期が長く延びないように、しっかりと対応してくれるはずです。