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屋根の塗装は乾燥時間が重要?気温や塗料によって施工タイミングが変わります!

屋根の塗装は乾燥時間が重要?気温や塗料によって施工タイミングが変わります!

屋根の塗装は、気温や塗料の種類によって、仕上がりまでにかかる期間が変わります。それは、屋根の塗装をするにあたり、乾燥時間がとても重要であることがひとつの理由です。

ここでは、乾燥時間が後々どのような影響をおよぼすのか、詳しくご紹介します。屋根の塗装を依頼するタイミングを決めたり、スケジュールを立てたりする際にも役立つ情報ですので、ぜひチェックしてみてください。

1.屋根塗装の乾燥工程

それでは、屋根の塗装中にどれくらい乾燥する工程があるのか見てみましょう。

全工程とともに簡単にお伝えすると、工事のための挨拶回りからはじまり、足場の設置後、高圧洗浄をおこないます。まずはここで屋根が濡れるため、乾燥が必要です。そして、屋根のサビの除去などを目的とした下地処理をし、ビニールシートで塗装しない部分を覆う養生が入ります。

ここからが、本格的な塗装作業です。塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3回にわけておこないます。ここでも、下塗りと中塗りの後、それぞれに十分な乾燥時間を確保する必要があります。最後に、点検や手直し、足場の撤去を済ませたら完了です。このように、屋根塗装には、少なくても3回以上の乾燥工程があります。

 

2.乾燥時間による影響

屋根塗装の乾燥時間が足りないと、後にどのような影響をおよぼすのでしょうか。

たとえば、高圧洗浄後の乾燥を怠ると、余分な水分が膨らみ、気泡ができてしまう可能性があります。そのほか、塗装してすぐには分からない不具合が発生します。数年後に発覚するケースも多いでしょう。

具体的には、塗装の剥がれや色褪せ、早い段階で水切れが悪くなることなどが挙げられます。とはいえ、乾燥時間を長く設定し過ぎるのもよくありません。新たな埃や汚れを付着させてしまうからです。屋根塗装の乾燥時間は、後の機能面や見た目に大きな影響をおよぼします。

3.乾燥時間の判断要素

適した乾燥時間を判断する要素は、いくつかあります。前提として、気温5℃以上、湿度85%以下という条件を満たしていない場合は、塗装を進められません。塗料をいい状態で乾燥させることが難しいからです。上記のような影響が出るのを防ぐためには、以下のような判断要素から、乾燥時間を考慮する必要があります。

気温と湿度<

3-1.気温と湿度

空気が乾燥する春や秋は、塗料を乾かすのに適した時期です。夏は湿度が高くなりやすいものですが、かわりに気温が高く、太陽光がよく当たるので、塗料が乾燥しやすいといえます。対して、冬の間や雨が降っている日は、気温が低い上に湿度が高いため、塗料が乾燥するまでに時間がかかります。

3-2.塗料の種類

塗料にはさまざまな種類があります。たとえば、水で希釈する水性塗料と、シンナーで希釈する油性塗料です。乾燥時間が、水性塗料だと約3〜4時間であるのに比べ、油性塗料は約6時間となっています。塗料の種類のほか、塗料のメーカーや強化剤の活用の有無によっても、適した乾燥時間が前後します。

4.乾燥の段階

塗料の乾燥には、程度によって名称が決められています。最初の段階は、指触乾燥です。中は固まっていないものの、指で軽く触れても塗料が付かない状態を指します。

次に、半硬化乾燥です。塗装した面を指で擦っても、跡が残らない状態を指します。そして、硬化乾燥です。指の腹で塗装した面を抑えても、指紋が付かない状態を指し、中も固まりつつあります。最後に、完全乾燥です。完全に全体が乾き切った状態を指します。重ね塗りができるのは、半硬化乾燥以降です。

5.屋根塗装の注意点

ここからは、屋根塗装の乾燥時間が関係する注意点をまとめました。

5-1.塗装面に触らない

完全乾燥までにかかる期間は、約2週間以上です。完全乾燥に至る前に塗装面に触れてしまうと、跡や傷が残り、塗り直しが必要になってしまうかもしれません。確認したい気持ちはぐっと堪えて、むやみに塗装面に触らないようにしましょう。

5-2.余裕をもったスケジュールを立てる

屋根塗装を成功させるために、乾燥時間をしっかり確保することが大切です。天候によって作業が遅れる可能性があるので、余裕をもったスケジュールを立てることを推奨します。事情があり、なるべく早く屋根塗装を完了させたい方は、時期や塗料の種類を施工業者と話し合うことで、期間を短縮できるかもしれません。

5-3.施工業者選びは慎重に

屋根塗装の乾燥時間を見極められる、知識と経験をもった施工業者に依頼することをオススメします。中には、十分な乾燥時間を待たずに次の作業に移るといった、悪質な施工業者も存在します。事前に相談に足を運ぶなど、施工業者の雰囲気を確認する機会を作りましょう。疑問点があればその旨を伝え、納得できるまで説明を受けることが重要です。

6.まとめ

まとめ

今回は、屋根塗装の乾燥時間について詳しくご紹介しました。適した乾燥時間は、塗装時の気温や湿度、塗料の種類によって変化します。乾燥時間が不足すると、塗装の剥がれや色褪せなどの不具合が起こってしまうため、要注意です。屋根の塗装を成功させるために、知識や経験、技術のある施工業者に依頼することで、正確な判断が期待できるでしょう。

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