マイホームの外観をいつまでもきれいで美しく保つために、外壁塗装はとても重要な工事といえるでしょう。 しかし中には、きれいにするために塗装を依頼したのに仕上がりが悪くなってしまったり、数年で塗装が剥がれたりといったトラブルも少なくありません。塗装業者の選び方によっては、こうした失敗が発生する可能性があるのです。
本記事では、外壁塗装の失敗でよくある事例の紹介と、トラブルを避けるための対策を解説します。
1.外壁塗装の失敗① 塗装後の不具合
塗装後の不具合は、下地処理や下塗りが正しくおこなわれていないときに発生することが多いです。
外壁塗装は下地処理・下塗りが重要であるものの、業者によっては知識不足であったり軽視していたりということもあります。
1‐1.塗装の剥がれ
外壁塗装では、高圧洗浄による汚れ落としや前の下地を剥がす下地処理、新しい塗料を密着させるための下塗りが重要です。しかし、それらの知識が不十分、あるいは手抜きをする業者に任せてしまうと、新しい外壁塗装は数年で剥がれてしまいます。
1‐2.塗膜の浮き・膨れ
下地処理や下塗りが不十分、または外壁と塗料の相性が悪い場合などに、早い段階で塗膜の浮きや膨れが発生することがあります。下地にカビが残っているとカビが塗料を押し上げ、下塗り材の希釈が正しくないと密着せずに浮いてしまうのです。浮きや膨れを放置しておくと見た目だけでなく、外壁の防水機能も失われます。
1‐3.明らかな色ムラ
外壁や下地の劣化具合によって、下塗りの吸い込み量は異なります。劣化の度合いを判断したうえで下塗り材の調整をしないと、外壁塗装をしたあとで色ムラが出現してしまうのです。また、角度によって色ムラがあるように見えることがあります。こちらは手作業では仕方のない若干の色ムラということで、失敗とはいえないことが多いでしょう。
2.外壁塗装の失敗② イメージした色味と違う仕上がり
好みの色を塗装したのに、イメージと違っていて好きになれないという失敗例も多いものです。この場合は「イメージと違う」という感覚的なもののため、業者に無料で塗り直しを依頼することはできません。
色には「面積効果」というものがあり、小さいカラーサンプルと大きな外壁とでは同じ色でも感じ方が異なってしまいます。
3.外壁塗装の失敗③ 塗料の塗り方が汚い
工事前に養生作業を怠る業者がいます。養生は、塗料がついてはいけない部分をシートで覆うことで飛散を防ぐ作業です。塗料をこぼしてしまったり風で飛び散ったりしたときに、養生が不十分だと、ほかのものに塗料がついてしまいます。工事の最終確認で不要な塗料の除去をおこなうのが基本であるものの、除去作業をせずに終了してしまうずさんな塗装業者も少なくありません。
4.外壁塗装の失敗④ 高額な費用の請求
外壁に劣化が見つかった際は、塗装の前に修繕作業が必要になるため、予定していた外壁塗装の費用よりも高額になりがちです。
また、気をつけなくてはいけないのが、悪徳業者による法外な費用の請求です。突然訪問してきて外壁塗装をすすめる業者には、注意しなくてはいけません。こちらが工事内容や相場を把握していないと、不要なリフォーム工事を追加したり高額な塗料を売りつけたりする可能性があります。
工事費用を全額先払いで請求する業者もあり、支払ってしまうと工事をせずに連絡がとれなくなってしまうケースもあるのです。
5.外壁塗装で失敗しないための対策
ここでは外壁塗装の失敗を減らすために、工事をする前にできる対策を解説します。
5-1.信頼できる業者に依頼する
費用を抑えたいからと安い業者に依頼するのは、注意が必要です。業者によってはずさんな工事やミスが起こる可能性もあり、悪い見た目になるだけでなく、その後の修復に余計な出費が必要となるでしょう。
業者選びで失敗しないためには、しっかりとリサーチをすることです。ホームページの確認や口コミを参考にし、信頼できる実績があるのか見極めましょう。従業員の態度・担当者の対応力・店舗の雰囲気なども大きなポイントになります。インターネットだけではそれらを判断できないため、実際に店舗に出向いて確認することが大切です。
5-2.大きめのカラーサンプルを用意してもらう
外壁が自分のイメージする色と違ってしまったという失敗を避けるには、事前にA4サイズ程度の大きめのカラーサンプルを用意してもらうことです。実際に塗装する外壁に試し塗りをしてもらうのも、より明確なイメージが湧きやすいでしょう。
5-3.見積もりは複数の業者からとる
外壁塗装費用の相場を知っておくと、高額な費用の請求を避けることができます。そのためには、複数の業者から見積もりをとることです。外壁塗装の見積もりは無料でおこなってくれるのが一般的であるため、見積もりを頼むたびに出費がかさむという心配もありません。
6.外壁塗装の失敗は専門機関に相談できる
トラブルが発生したときは双方の話し合いで解決することが望ましいものの、不誠実な業者では、取り合ってくれなかったり連絡がとれなくなったりということがあるかもしれません。外壁塗装業者の落ち度によって施工が失敗、または納得ができない事態が起きた場合には、第三者による専門の機関に相談できます。
7.まとめ
外壁塗装で失敗しないためには、業者とのコミュニケーションを怠らないことです。疑問があればその都度相談し、きちんと解決してくれる業者に依頼をすれば安心でしょう。疑問や不信感があるまま工事を任せてしまうとトラブルに発展しやすいため、しっかりとした信頼関係が築けるような塗装業者を探すことが大切です。
愛知県小牧市に店舗を構える「株式会社ナカヤマペイント」は、外壁塗装の専門店です。職人直営会社のため、下請けに丸投げのような品質に問題が生じる施工はいたしません。1級塗装技能士資格をもつ代表が現地調査をおこない、お客様の大切な建物の劣化具合を適正に判断し、根拠のある提案をいたします。
「10年後のお客様の安心を守る」ことをモットーに一軒一軒丁寧な仕事を心がけ、作業だけでなく職人の人柄もお褒めいただけることが当社の自慢です。小牧・岩倉・犬山エリアのほか、春日井・北名古屋エリアにも伺っております。ご相談・劣化診断書・お見積書を無料で承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。